キャセイパシフィック航空のマイレージプログラム「アジアマイル」が意外と有能な件
こんにちは、マイル長女です。
今日はANAマイルはとはちょっと関係ないのですが、キャセイパシフィック航空のマイレージプログラム「アジアマイル」のご紹介です。これが私にとってはかなりいい感じだったので思わず書いてしまいました。
アジアマイルとは
アジアマイルは、英国・スカイトラックス社の格付けで実質最高評価の「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ(The World's 5-Star Airlines)」を獲得している香港のフラッグキャリア、「キャセイパシフィック航空」のマイレージプログラムです。
読みやすい日本語で、日本人にもフレンドリー
(余談ですが、スターアライアンスグループだとANAやルフトハンザもこの評価を獲得しています。意外にもJALは最高評価が4つ星なんですね、ぜひ近い将来JALも5つ星を取って欲しい!)
今回出張のためキャセイのエコノミーに搭乗しましたが、折りたたみテーブルの他にスマホやタブレットを置ける棚がついていることが地味にありがたかったです。CAさんのサービスもよく、日本語エンターテイメントも充実しており、かなり長時間のフライトでしたが快適に過ごせました。
なぜJALマイルではなくアジアマイルにしたのか?
ご存知の通りキャセイパシフィック航空はワンワールドに加盟しているキャリアです。なのでキャセイに乗ってもJALマイルを貯めることができます。ではなぜ今回私がわざわざJALマイルに加算せず、あえてアジアマイルにしたのか?その理由が以下になります。
1. キャセイの格安チケットだとJALマイル加算0%の場合が!
長女はスタートアップ企業勤務ですが、海外出張の場合はSky Scannerなどでできるだけ安いチケットを購入するように本社から言われます。もちろん、ANAやJALなんて割高なのでほぼ100%の確率でNGをくらいます。
社長からしてエコノミーで飛び回ってる会社だからしょうがない…
先日、中東への出張がありました。そしてその時のフライト選択肢としてあったのが、ターキッシュエアライン、キャセイパシフィック、アエロフロート、大韓航空など。本当はスターアライアンスのターキッシュにしたかったけど、乗り継ぎ時間や運行本数の都合で一番丁度よかったのがキャセイパシフィック。最初はこのフライトのマイルをJALマイルに加算しようと思っていたのですが、、、まさかの往路は加算率0%!帰国便も20%の加算率でした。
貯まらないよりマシとはいえ、約13,000マイルの長距離フライトで実際の加算がせいぜい1000マイルちょっとにしかならないことにがっかりでした。
しかし!!!
アジアマイルであれば、キャセイパシフィック航空のフライトはどの予約クラスでもマイル加算率が100%ということが判明。有効期限は3年間で、他のマイレージプログラムよりも長い。だったら、またキャセイに乗るかもしれないし、アジアマイルを作る選択肢もありかも?と思ったわけです。
ちなみに手数料40米ドルを払えば、2000マイル単位でマイルの有効期限をさらに3年延長してくれるサービスもあります。
2. アジアマイルの特典航空券は片道から交換できる
一般的なマイレージプログラムの場合、特典航空券は往復航空券のみという場合が多いですがアジアマイルは片道チケットでも交換ができます。もちろん、必要マイル数は往復チケットの半分とは行かず、片道の場合は少し割高にはなりますが。これ、旅慣れている人にとっては意外と使い勝手がいいんじゃないでしょうか?ちなみに東京ー香港の往復特典航空券に必要なマイル数は30,000マイルなので、JALよりも若干必要マイル数が多いです。一方、ヨーロッパや北米(バンクーバーとか)ではアジアマイルの方がお得な場合もありました。ただ、私が今回アジアマイルを選んだ理由は次の3の理由によるところが大きいのでここはあまり気にしていませんでしたが。
3.マイルを 商品やサービスと交換する「iRedeem」がイケている!!!種類豊富&豪華!
「マイルを商品やサービスと交換」特典は、日系エアラインでもありますが交換できるアイテムがいけてない&種類が少なすぎるので、利用する人は皆無だと思います。
たとえばANA...
何も欲しいものがない。強いて、本当に強いて言うなら中途半端にあまった1000マイルを1000円分のル・クルーゼクーポンにかえるとか…そんな感じの使い方ですかね。
JALの場合...
見事に欲しいものが一つもない… 結婚式の引き出物でよくあるカタログギフトレベルですね…。
アジアマイルで交換できる商品の一部がこちら!
これまでマイルをApple製品と交換するという発想が全くありませんでしたが、なんとMacBookからiPad、iPhoneXもラインナップされてます。マイルでの特典航空券にそこまで興味がない場合、このラインナップはかなり魅力!さらに、マイル+現金で交換することもできるので、ちょっとマイルが足りないけどiPhoneX欲しいなー、みたいなことがあっても手に入れることができるようになっています。
コスメ
これ、セレクトした人女性だと思います。めっちゃセンスいい。特典航空券には変えられない中途半端な1〜2万マイルがあったら絶対これに交換します。他にもAVEDAやアナスイのリップなどもありました。そういえばキャセイパシフィックの機内免税品販売カタログも、化粧品がかなりイケてました!
ファッション
コレクションラインのバーバリーや、アレキサンダーマックイーンというセレクトに驚き。そしてなんと、プラダまでラインナップされています。やるな!!
家電
こちらは香港内にしかお届け住所が設定できませんが、ダイソンV8やナノケアのドライヤーが選べるのは羨ましい。
キッズ・おもちゃなど
品薄で入手困難なニンテンドースイッチがしれっとラインナップされてます。他にもクラシックファミコンミニやゲームソフトも揃っていました。関係ないけど、右端のフェラーリの子供用の車かわいい…!
変わり種
自宅でビールが作れるキット。1ガロンって結構量があるな笑。
キリがないのでこの辺りでやめておきますが、かなりの商品ラインナップがあるのがお分かりいただけたと思います。
正直アジアマイル自体は、生活拠点が香港の人、もしくは頻繁に香港に行く人でないと貯めづらいマイルではあります。ですが、上でお話ししたように予約クラスに関わらず100%のマイルが加算され、かつ約2000マイルから交換できるアイテムがたくさん揃っているのが魅力!
これが、格安航空券でキャセイパシフィックに乗る場合はJALマイルに加算するよりアジアマイルにしておいたほうがいいかなーと思った理由です。キャセイパシフィックは運行本数も就航都市もかなりの便数があるので直行便にこだわらない場合は、香港経由で大体の都市に行けちゃいますしね。
と、言うわけで私は今回の出張のアジアマイルを早速エスティーローダーの美容液に変えてこようと思います。
ではみなさま、今年も良いマイレージライフを!